脊柱管狭窄症とは、下半身に痛みやしびれなどが出る病気のことです。
進行すると長い距離を歩けなくなったり、尿漏れを起こしたりといったトラブルに見舞われることがあります。
脊柱管狭窄症を自覚した場合、これを自力で治すことはできるのでしょうか。有効な方法と注意点を解説します。
【結論】脊柱管狭窄症を自力で治すことは難しい
結論として、脊柱管狭窄症を自力で治すことは困難です。
症状の重さによっても有効な治療法は異なりますが、脊柱管狭窄症を根本から改善させるためには以下のような治療が必要になります。
<脊柱管狭窄症の主な治療法>
・手術
・リハビリテーション
・神経ブロック
・投薬治療
・コルセットの使用
コルセットの使用などいくつかの方法は自力で試すことができますが、その他の多くの治療は医療機関や鍼灸整骨院で行われるものです。
後述するストレッチなどで症状を軽減させられる可能性はありますが、改善が見られない場合は専門家に相談し、根本的な治療を受けましょう。
脊柱管狭窄症を自力で改善させる方法
脊柱管狭窄症を自力で治すのは困難ですが、ストレッチや筋トレなどで症状を改善させられる可能性はあります。それぞれの詳細や、コルセット・サポーターなどのアイテムを使った症状の改善方法などを解説しましょう。
ストレッチを行う
脊柱管狭窄症に効果的なストレッチは以下の3つです。
■膝をかかえるストレッチ
仰向けになって両膝を抱え、膝をお腹に近付けるように引き寄せて15秒キープしましょう。元の体勢に戻して、同じ動きを5回繰り返します。神経の通り道を広げたり、背中の筋肉をほぐしたりする効果に期待できますよ。
■片膝を立たせるストレッチ
片膝を立て、もう片方の膝を後ろに伸ばします。そのまま前方の膝を曲げて、後ろ側の膝を伸ばしましょう。腸腰筋と呼ばれる太ももの筋肉がほぐれ、腰が反りにくくなります。
■四つん這いのストレッチ
四つん這いになって背中を丸め、少しずつ膝を曲げます。両腕は前方に突き出した状態で下半身は正座のような体勢になり、そのまま15秒キープしましょう。元の姿勢に戻して同じことを5回繰り返します。これは膝を抱えるストレッチと同様の効果を見込めるストレッチです。
筋トレを行う
筋トレも脊柱管狭窄症の改善や予防に効果を発揮することがあります。
これからご紹介する2つの方法を試してみましょう。
■ドローイング
仰向けになって両膝を立てます。そのままの体勢で息を大きく吐き、お腹をへこませたら、ゆっくりと息を吸って元に戻しましょう。これを10回繰り返すことで、椎骨を支える腹横筋を鍛えられます。
■ダイアゴナル
四つん這いの状態で体を伸ばし、右手と左足を上げた状態で15秒キープしましょう。その後、手と足の位置を入れ替えて15秒キープし、これを合計10回繰り返します。これは、姿勢を保つために使うインナーマッスルを鍛えられる筋トレです。
コルセットやサポーターを使う
コルセットや膝のサポーターを使うことで負担を軽減できます。
歩きにくさを感じている場合などの応急処置に利用するとよいでしょう。
オリンピア鍼灸整骨院では、膝関節周辺の痛みを抑え、マッサージ効果も発揮する高性能な膝サポーターを販売中です。
脊柱管狭窄症を自力で治す際の注意点
脊柱管狭窄症を自力で治す際の注意点を3つご紹介します。
重要なのは決して無理をしないことです。
痛みが強いときは安静にして、症状が重い場合は専門家に相談しましょう。
痛みが出ているときは無理をしない
痛みが出ているときに無理をしてはいけません。
痛みを我慢してストレッチや筋トレをしたり、無理に歩いたりすると、脊柱管狭窄症が悪化する恐れがあります。痛みのある箇所をかばったせいで、別の箇所が傷む恐れもあるため、痛みが出ているときは安静にして過ごしましょう。
筋トレは短期間では効果を発揮しない
筋トレの効果が出るのは早くても約1ヶ月後からです。
短期間では効果を見込めないため、継続的に運動を続けましょう。
症状が重い場合は専門家に相談する
症状が重い場合は専門家に相談しましょう。
鍼灸整骨院では、血流促進などの方法で根本改善を目指せますし、病院では投薬・手術などの方法で治療を受けられます。
無理をしたり、放置したりして症状を悪化させる前に、異常を感じたら専門家の力を借りて治療することが大切です。
まとめ
脊柱管狭窄症を自力で治すことは困難です。
ストレッチなどはあくまでも応急処置と考え、症状が重い場合は専門家に相談しましょう。
千歳烏山駅近くの「オリンピア鍼灸整骨院」は、脊柱管狭窄症の患者様への施術にも対応しております。
施術実績も豊富であり、定額制のサブスクによる施術サービスを行っております。
複数回にわたって自分にマッチした施術を受けられるので効果を実感しすいのではないでしょうか。