むちうちがなかなか治らない場合の対処法は?後遺症を残さないコツや症状固定後の対応について解説

むちうちは多くのケースで2~3ヶ月以内に完治しますが、人によっては何らかの症状が残り、つらい後遺症として悩んでしまうケースがあります。
このとき、「いったいどうすれば後遺症に悩まされなくなるの?」と疑問を抱く方も多いでしょう。
今回は、むちうちの症状が治らないときに実践したい対処法について解説していきますので、現在お困りの方や、むちうちの知識を身に付けたいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。

むちうちは治らない?後遺症で悩まないためにできる4つのこと

残念ながら、むちうちが治らないで後遺症に悩む人も少なからずいます。
むちうちの治療を成功させるためには何をすべきなのか、4つの項目に分けて詳しく見ていきましょう。

①受傷後はすぐに病院で検査・治療を受ける

まず、受傷後はただちに病院で検査・治療を受けてください。
むちうちによる症状は受傷から数日後になって現れることもあり、決して油断できません。
病院で検査を受け、診断書を発行してもらうことで、今後の示談交渉などにおいて有利になります。

②病院の治療と並行して整骨院の施術を受ける

病院の治療と並行して、整骨院の施術を受けることも視野に入れましょう。
整骨院では指圧や鍼灸といった東洋医学のほか、矯正などにより身体を元の状態に戻す施術を受けられます。
整形外科とは違った方法でむちうちに対処することにより、早期の症状改善に期待できます。

③指示された通院回数を守る

病院や整骨院から指示された通院回数は必ず守りましょう。
自己判断で治療をやめると、時間が経った後に痛みなどの症状がぶり返す場合があります。
保険金・慰謝料の受け取りや、後遺障害の認定においても不利になるおそれがあるため、専門家が指定したとおりの頻度で通院することが大切です。

④症状を悪化させないように過ごす

自宅や職場では、なるべく症状を悪化させないように過ごしましょう。
むちうちを治すうえで、最も重要なのは安静にすることです。
受傷した直後に患部を温めたり、うつ伏せになって眠ったりすると、症状を悪化させるおそれがあるので注意してください。

首の痛みだけではない?むちうちが治らない場合に現れる症状

神経が圧迫されることが原因で、首の痛み以外にもさまざまな症状が現れることがあります。
事故後に以下のような症状を自覚した場合はすぐに病院で検査を受けましょう。

肩こり

肩こりのような症状が、むちうちの後遺症になるケースは多く見られます。
事故の衝撃で筋肉や軟部組織が痛んだり、自律神経にダメージが及んで血行不良に陥ったりすると、肩こりに悩まされやすくなるのです。

しびれ

むちうちにより、肩や背中にしびれが生じることもあります。
特に首の周辺にある骨を損傷した場合に見られる症状で、神経が圧迫されると手足にもしびれが生じる場合があります。

めまい・吐き気

めまいや吐き気もむちうちの後によく見られる症状です。
事故時の衝撃で頭部が揺れ、耳の中にある前庭神経が刺激されると平衡感覚が狂い、めまい・吐き気をもよおしやすくなります。

頭痛

首の周りの神経が圧迫されたり、筋肉が緊張したりすることが原因で、頭痛を引き起こす場合があります。
脈に合わせてズキズキしたり、後頭部を締め付けられるような痛みを覚えたりすることが特徴的です。

むちうちが治らない…もし「症状固定」と診断された場合はどうする?

むちうちの治療から目安として6ヶ月が経過しても症状が改善しない場合、「症状固定」と診断される場合があります。
以下の内容をチェックしておけば、万が一症状固定になったときも慌てずに対処できるので、事前に押さえておくようにしてください。

担当医に後遺障害診断書を作成してもらう

まずは担当医に「後遺障害診断書」を作成してもらいましょう。診断書を発行することで、後述する後遺障害等級の認定へと進めます。
社会的補償を受けたり、示談交渉を進めたりするうえで大切な第一歩なので、気落ちせずに手続きを進めましょう。

後遺障害等級の認定を受ける

後遺障害等級の認定を受けることで、後遺症があることを正式に証明できます。
このとき、申請する内容によって等級が変わる場合があるため、自分で申請することはおすすめできません。
経験豊富な弁護士に依頼することで、より有利な条件で認定を受ける可能性が高くなります。

示談交渉を行う

加害者が加入している保険会社を相手に示談交渉を行うことも重要です。
交渉の内容は極めてシビアかつ高度なので、こちらも弁護士に依頼すると良いでしょう。

まとめ

むちうちの後遺症に悩まされてしまう方も多いですが、専門家による治療・施術を適切な頻度で受けることでリスクを最小限に抑えられます。
ただし、症状の程度によっては後遺症に悩んでしまう可能性もあるので、状況に合わせて通院を続けましょう。
また、後遺障害診断書を作成してもらい、後遺障害等級認定を受けることも重要です。

「オリンピア鍼灸整骨院」は弁護士と提携しており、これまで多くの交通事故による事案に携わってきました。
また、院長は自動車保険の有資格者であり、過失割合や病院との連携といった難しい内容にもお答えできますので、どなた様も安心してお任せください。

当院はサブスク形式で施術を行っており、費用は月額制を採用しておりますが、
交通事故による治療の場合は加害者側の自賠責保険や任意保険を適用できるため、患者様の費用負担はございません。
症状の改善に向けてさまざまなメニューをご用意しておりますので、お困りのことがございましたら気兼ねなくご連絡ください。

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