脊柱管狭窄症の原因とは?発症を予防する5つの方法もわかりやすく解説

脊柱管狭窄症とは、歩行中に足がしびれたり、痛んだりする病気です。
重症化すると歩行困難になることや、排尿障害などに発展する可能性があるため、自覚症状が出た場合は無視できません。
本記事では脊柱管狭窄症の主な原因を解説し、発症を予防する5つの方法と併せて解説します。

脊柱管狭窄症を発症させる主な原因

脊柱管狭窄症を発症させる主な原因は4つです。
先天的な原因も考えられますが、これは比較的まれで、加齢などが原因で発症するケースが大半を占めています。
自力で防ぎきれない原因が中心となりますが、まずは脊柱管狭窄症の原因を見ていきましょう。

先天的な原因

比較的まれなケースではありますが、先天的な原因により脊柱管狭窄症を発症することがあります。
脊柱管は体の成長に合わせて広がりますが、まれに脊柱管が細いまま広がらないケースが見られます。
これを「先天性狭窄」といい、将来的に脊柱管狭窄症を発症させる原因になるのです。

加齢などによる神経の圧迫

脊柱管狭窄症の原因として特に多いのが、加齢などによる神経への圧迫です。
椎間板がつぶれて変形したり、脊柱管の中にある黄色靭帯が太くなったりして、神経を圧迫することで発症します。脊柱管は骨盤の上にありますが、下半身をつかさどる神経が通るため、しびれ・痛みなどの症状は下半身に現れます。

何らかの疾患

以下のように、何らかの疾患が原因で脊柱管狭窄症を引き起こす可能性があるため確認しておきましょう。

■椎間板ヘルニア
背骨の間にある椎間板が何らかの原因で壊れ、中身が飛び出した状態です。
これが脊柱管の方向に飛び出した場合、神経が圧迫されて脊柱管狭窄症を引き起こします。

■変形性腰椎症
加齢などが原因で、脊柱管の近くにある骨が変形する症状です。
伸びたり曲がったりした骨が脊柱管を圧迫し、症状を引き起こします。

■腰椎すべり症
特に女性に見られることが多い、背骨の上下の間がずれた状態です。
ずれた箇所が脊柱管を圧迫した結果、脊柱管狭窄症を発症させることがあります。

■腰椎分離症
過剰な運動を行った経験がある人の場合、腰椎の後ろに亀裂が入って分離することがあります。
分離した箇所が広がり、脊柱管を圧迫することも、脊柱管狭窄症を引き起こす原因のひとつです。

交通事故や手術等によるダメージ

交通事故などで背中にダメージを負ったり、脊椎に関連する外科的手術を受けたりした結果、脊柱管狭窄症を発症させることもあります。
年齢とは無関係な問題ですが、事故・手術の経験者の多くが脊柱管狭窄症を発症させているわけではなく、比較的まれなケースです。

脊柱管狭窄症の発症を予防する5つの方法

脊柱管狭窄症の予防に有効な方法が5つあります。
日ごろの生活習慣を変えるだけでも一定の効果を見込めるため、今できることから少しずつ対策をはじめましょう。

①定期的に運動する

定期的に運動することで新陳代謝を高め、脊柱管周辺の健康を保ちやすくなります。
また、適度な筋肉をつけることにより、脊椎の負担を軽減させられることも運動が効果的な理由のひとつです。

②腰に負担がかかる姿勢を避ける

腰に負担がかかる姿勢や行動をできる限り避けましょう。
背骨が曲がった状態で長時間過ごしていると、猫背になる可能性が高まります。
また、地面に置いてある重いものを急に持ち上げたりすることも腰へのダメージになり、将来的に脊柱管狭窄症を発症させる場合があります。

③適切な体重をキープする

体重が増えると椎間板や靭帯、関節などに負担をかけ、脊柱管狭窄症を発症させる原因を作るため注意しなければなりません。
また、糖尿病には脊柱管狭窄症との関連性があると指摘されているため、適切な体重をキープすることも重要です。

④喫煙を控える

喫煙者はそうでない人と比べて血管が収縮しやすく、脊椎に栄養素が届きにくくなります。
また、下半身に生じる痛みを感じやすくなる恐れもあるため、喫煙も極力控えましょう。

⑤転倒しないように注意する

転倒により腰にダメージが加わると、脊柱管狭窄症を引き起こすリスクが高まります。
すでに発症している場合、急激に悪化させる原因にもなりますから、転倒を予防して脊柱管狭窄症の発症・悪化を防ぎましょう。

まとめ

脊柱管狭窄症の原因は後天的なものがほとんどです。
加齢によって神経が圧迫されて発症するケースがほとんどですが、何らかの疾患や事故が原因で発症することもあるため注意しましょう。
生活習慣の見直しが脊柱管狭窄症の予防につながることもあります。

オリンピア鍼灸整骨院では、姿勢の改善などにより腰への負担を減らしたり、血流を促進させて機能を維持したりといった方法で、脊柱管狭窄症の根本改善を目指すことが可能です。
予算内であらゆるメニューが受け放題のサブスクもご利用いただけるため、脊柱管狭窄症にお困りの場合はぜひご相談ください。

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