脊柱管狭窄症で足のしびれが出るのはなぜ?原因と対処法、セルフチェックの方法を解説

脊柱管狭窄症は、足のしびれや痛みといった症状に悩まされることが多い病気です。
脊柱管は骨髄の神経が通る腰の付近にある管ですが、なぜこれが足のしびれを引き起こすのでしょうか。
脊柱管狭窄症が足に悪影響を及ぼす原因と対処法、そしてセルフチェックの方法などを解説します。

脊柱管狭窄症が足のしびれを引き起こす原因

脊柱管狭窄症は、加齢や労働などにより変形板椎間板や、背骨・椎間関節から飛び出した骨などが神経を圧迫することで発症します。
脊柱管は骨髄の神経が通るトンネルのような管です。骨盤よりも上の位置にある脊柱管が、なぜ足のしびれといった下半身への症状を引き起こすのでしょうか。

その理由は、腰を通る神経が足につながっているためです。
脊柱管が通る付近には腰の骨が5本あり、上から1~3番目付近が圧迫されることで太もものしびれ・痛みといった症状を引き起こします。
4~5番目の骨が圧迫された場合は、膝から下にしびれ・痛みが出やすいことが特徴的です。

脊柱管狭窄症のセルフチェック方法

以下の症状が見られる場合、脊柱管狭窄症を発症している可能性があります。

<脊柱管狭窄症のセルフチェック方法>
・立っていると足がしびれる・足が痛む
・歩いていると急に足がしびれたり、痛んだりすることがある
・背中を反らしたり、伸ばしたりすると、足にしびれや痛みが出る
・前かがみになるとしびれや痛みが出なくなる
・しびれや痛みが出ても、しばらく休むと歩けるようになる

どれか1つでも当てはまる項目がある場合は要注意です。
脊柱管狭窄症を自力で治すことは難しいため、医療機関や鍼灸整骨院に相談して、適切な治療・施術を受けましょう。

脊柱管狭窄症で足のしびれが出たときの対処法

脊柱管狭窄症で足のしびれ・痛みといった症状が出たときの対処法をご紹介します。
もっとも重要なのは無理をしないことです。
症状を悪化させる恐れがあるため、痛みがあるときは安静にして、専門家による施術・治療を受けることをおすすめします。

しびれ・痛みが強いときは安静にする

足のしびれ・痛みが強いときは安静にしましょう。
軽度の脊柱管狭窄症の場合、しばらく足を休ませるとしびれや痛みが引くことが普通です。
症状の悪化を防ぐために、足のしびれ・痛みを感じた場合はいったん休み、安静にして様子を見ましょう。

ストレッチを行って応急処置をする

応急処置としてはストレッチが有効です。
先述したように、しびれ・痛みが強いときは安静にすることが1番ですが、体の動かし方によってはしびれ・痛みを軽減させられる場合があります。
負担をかけすぎないように注意しながら、以下のストレッチを試してみましょう。

■脊柱管をゆるめるストレッチ
仰向けになって体を伸ばし、片足を曲げて、膝を胸に押し付けるようにして抱えましょう。10秒~20秒キープしたら、左右の足を入れ替えて同じことを行います。ただし、椎間板ヘルニアを患っている場合は悪化させる恐れがあるため、この運動は避けてください。

■脊柱管を強化するストレッチ
四つん這いの姿勢になり、顔は背中と平行にしてまっすぐ地面を見つめます。そのまま一直線になるように右手と左足を上げ、左手と右足の膝だけで全身を支えて10秒キープしましょう。左右を入れ替えて同じ動きを3回繰り返すと効果的です。

■脊柱管を広げるストレッチ
四つん這いになってお腹に力を入れ、そのまま腰を反らさぬように丸めます。両腕が延び切り、お尻がかかとについた状態で10秒キープしましょう。ここまでの動きを1セットとして、1日に3セット程度繰り返すと効果的です。

鍼灸整骨院で施術を受ける

鍼灸整骨院では、脊柱管狭窄症への効果を期待できる施術を行っています。
脊柱管狭窄症を発症している方の多くが、骨盤の周辺が固まっている状態です。
鍼灸整骨院で背骨・骨盤を矯正することでコリをほぐし、血流を促進させ、神経機能を回復させる効果に期待できます。

病院で手術・投薬治療などを受ける

重症化した脊柱管狭窄症を治療するためには、病院で手術・投薬治療を受けなければなりません。
治療後は鍼灸整骨院でメンテナンスを受けることにより、脊柱管狭窄症の再発を予防しやすくなります。

まとめ

脊柱管狭窄症の代表的な症状が足のしびれ・痛みです。
脊柱管は骨盤の上にありますが、ここを通る神経は足につながっているため、しびれ・痛みなどの症状が足に現れます。
ストレッチで応急処置ができますが、根本的な改善・予防のためには、鍼灸整骨院や病院で治療を受けましょう。

千歳烏山駅近くの「オリンピア鍼灸整骨院」は、脊柱管狭窄症を発症している方への施術実績が豊富です。
再発防止にもお役立ちできるため、脊柱管狭窄症の手術を受けた方も当院にご相談ください。
安心して施術を受けていただけるよう、定額制のサブスクを採用しており、複数回にわたって継続してサービスを受けられます。
脊柱管狭窄症でお悩みの方はぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。

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