むちうちになったときの正しい寝方とは?睡眠時に首に負担をかけやすい姿勢も解説

交通事故などでむちうちになると激しい痛みが走ることが多く、眠ることすら困難になる場合があります。
特に受傷直後は痛みが強く、「早く痛みが引いてほしい…」と悩んでしまう方も少なくありません。

そこで今回は、むちうちによる痛みを極力減らし、症状の悪化も防ぐ正しい寝方をご紹介します。
また、首に負担をかけやすい姿勢など、睡眠時の注意点も併せて解説していきますので、お困りの方はぜひ参考にしてみてください。

むちうちになったときの正しい寝方

まずは、むちうちになったときの正しい寝方について詳しく見ていきましょう。
基本的には、首に負担がかかりにくい「仰向け」の姿勢がおすすめですが、仰向けの姿勢がつらい場合は自分に合った対策を講じる必要があります。

基本的には「仰向け」の姿勢がおすすめ

仰向けになって寝ると背骨がまっすぐ伸び、体にかかる負担を全身に分散させられます。
首や肩といった、むちうちによる痛み・しびれが出やすい箇所への負担を減らすことができるため、基本的には仰向けの姿勢で寝ることを心がけましょう。

寝返りがしやすい高さの枕を利用する

仰向けで眠っても、人間は自然と左右に寝返りを打ちます。
寝返りしにくい状態で眠っていると、無意識のうちに首や肩を痛めるおそれがあるため注意しましょう。

寝返りをしやすくするためには、仰向けになったときと横向きになったときに、首の角度がほとんど変わらない角度の枕を利用すると有効です。
寝具店やホームセンターでは多くの枕が販売されているので、一度足を運んでみると良いでしょう。
また、オーダーメイドの枕を提供している業者もあるので、こだわりを持っている方は自分に合ったサイズの枕を注文してみてはいかがでしょうか。

枕の高さが合わないときはバスタオルでベッド・布団の高さを調整する

枕の高さが合わないときは、ベッド・布団の上にバスタオルを敷いて高さを調整しましょう。
枕だけでは首の高さを細かく調整できませんが、バスタオルを使えば数ミリ単位での調整が可能です。
仰向けで眠ったとき、首が不自然に浮かない高さにキープできていれば、最適な状態と考えられます。

仰向けがつらい場合は「横向き」で眠る

むちうちの痛み方には個人差があり、人によってはどうしても仰向けで眠るのが難しいかもしれません。
仰向けになれない場合は、横向きになって眠りましょう。
この場合、背筋から首筋までのラインが一直線になった状態が、最も首や肩に負担がかかりにくい姿勢です。

むちうちになったときの寝方に関する注意点

先ほどご紹介した眠り方を意識することで、徐々に痛みがやわらいでくるはずです。
しかし、眠るときの姿勢によっては首や肩に強い負担がかかり、治療が長引く可能性があります。
以下に解説する内容をチェックし、つらい痛みの緩和に努めるようにしてください。

腕枕はしない

横向きで眠る場合は、枕と首の間に腕を挟んで腕枕の状態で眠ることは避けましょう。
腕枕をすることで頭の位置が変わり、寝方や布団の高さの調整が無駄になる可能性があるためです。

また、腕枕によって脇の下の神経を圧迫し、首や肩の痛みを強めるおそれもあります。
もちろん、腕に余計な負荷をかけることで腕のしびれにつながる可能性もあるので、クセになっている方は十分に注意してください。

うつ伏せに眠るのは避ける

うつ伏せになって眠る場合、首を左右どちらかに傾けることになります。
これにより、首の関節や筋肉に大きな負荷がかかり、よくある「寝違え」の状態になる可能性が高まるため注意しましょう。
むちうちの治療中だけでなく、普段からうつ伏せで眠ることはできるだけ避けることをおすすめします。

激痛で我慢できないときは応急処置を行う

眠れないほどの激痛に襲われたときは応急処置を行い、医療機関で検査・治療を受けましょう。
診療時間外の場合、アイシングや湿布などで患部を冷やすと効果的です。

また、鎮痛剤を服用することで一時的に痛みが緩和される場合があります。
痛みの状態や程度に合わせて処置を行い、病院で検査を受けた後は担当の医師の指示に従って行動するようにしてください。

まとめ

むちうちになった際、理想的な寝方は「仰向け」です。
枕やベッドの高さを調節しながら、痛みや違和感がなく寝返りを打てる姿勢で眠りましょう。
ただし、うつ伏せは常に首を傾ける姿勢で、寝違える原因にもなるためおすすめできません。

むちうちが原因で眠ることさえつらい場合は、千歳烏山駅近くにある「オリンピア鍼灸整骨院」にご相談ください。
当院では鍼灸や指圧といった東洋医学に基づく施術を行っており、首や肩の痛みの改善にお役立ていただけます。

当院はサブスク形式で施術を行っており、費用は月額制を採用しておりますが、
交通事故による治療の場合は加害者側の自賠責保険や任意保険を適用できるため、患者様の費用負担はございません。
加害者・保険会社との交渉にも長けておりますので、お困りの方はぜひ一度ご相談ください。

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