骨盤の片方が痛いのはなぜ?痛む場所ごとの原因と対処法を解説

歩いているときや座っているときに、骨盤の片方が痛んだ経験はないでしょうか。
骨盤の周辺が痛む原因はさまざまで、痛い場所が右なのか、左なのかによっても考えられる疾患の種類が異なります。
今回は、骨盤の片方が痛い原因と、有効な対処法をご紹介しますので、お悩みの方は参考にしてみてください。

【右側】骨盤の片方が痛い場合の原因

右側の骨盤が痛む場合、考えられる主な病気は「肝炎」「胆のう炎」「肝臓がん」の3つです。
まずは、それぞれの特徴について解説していくので、骨盤の痛み以外の自覚症状があるか確認してみましょう。

肝炎

「肝炎」は、肝臓が炎症を起こしている状態のことを指します。
肝炎の原因はさまざまですが、日本ではウイルス性肝炎が多いといわれています。
発熱や倦怠感、黄疸などの症状を伴う場合は肝炎を疑いましょう。

胆のう炎

胆石が滞留したことが原因で、胆のうに炎症を起こしている状態が「胆のう炎」です。急性胆のう炎の場合、
骨盤の激しい痛みに加えて発熱や吐き気といった症状が見られます。
一方で慢性胆のう炎の場合は、骨盤がズキズキと痛む以外に主な症状は見られません。

肝臓がん

「肝臓がん」は、肝臓に悪性腫瘍ができた状態で、女性よりも男性の患者が多いとされています。
骨盤だけでなく、肩甲骨にかけて幅広い箇所に痛みが生じている、また全身が衰弱するような感覚になっている場合は肝臓がんを疑いましょう。

【左側】骨盤の片方が痛い場合の原因

骨盤の左側周辺が痛む場合に考えられる病気は、主に「胃炎」「すい臓がん」「心筋梗塞」などが挙げられます。
右側の痛みと同じように恐ろしい病気も含まれるため、痛み以外の自覚症状を確認しておきましょう。

胃炎

「胃炎」は胃腸に炎症が発生している状態のことで、急性胃炎と慢性胃炎の2種類に分かれます。
症状が軽い場合、胸やけや胃のむかつきなどの症状だけで済みますが、重症化している場合は吐血・下血といった症状が見られる場合もあります。

すい臓がん

「すい臓がん」は、胃の裏側にあるすい臓に悪性腫瘍が発生している状態のことです。
鋭い痛みが走ることが特徴的で、それ以外には全身のだるさや下痢などの症状が見られます。
すい臓は「沈黙の臓器」といわれているほど疾患を発見しにくい器官なので、定期的に健康診断を受けて異常の有無を確認すると良いでしょう。

心筋梗塞

血管が詰まって血液の循環が止まり、心臓を壊死させる病気が「心筋梗塞」です。
主に、冷や汗・吐き気・意識障害といった症状が見られます。
突然死の原因になることも多い病気なので、異常を感じた場合は救急車の利用も視野に入れる必要があります。

病気以外のトラブルが痛みの原因になることもある

ここまで、恐ろしい病気を中心に骨盤の片方に痛みが出る原因をご紹介してきました。
しかし、先述したような病気がなくても、骨盤の歪みなどが原因で慢性的な痛みを引き起こす場合があります。
この場合は、自分の体質を根本的に改善し、痛みの原因を断つことを目指しましょう。

骨盤の歪みが原因で腰痛を発症する場合がある

骨盤が歪むと、それを支える周辺の筋肉に負担がかかって腰痛を発症する場合があります。
また、血流が悪化することで筋肉が硬くなり、筋肉痛を起こしやすくなる点にも注意しましょう。

小学生や中学生の場合は成長痛の可能性がある

小学生や中学生といった成長期の子どもの場合は、成長痛が原因で骨盤の周りが痛くなることもあります。
成長痛はストレッチなどにより緩和できる可能性があるため、慢性的な痛みに悩まされている場合は整骨院に相談してみると良いでしょう。

片方の骨盤が痛いときの3つの対処法

最後に、片方の骨盤が痛いときの対処法を3つご紹介します。
セルフケアの場合はストレッチが有効ですが、より効果的な施術を受けたい場合は整骨院を利用しましょう。
また、重い疾患を疑う症状が見られる場合には、まず病院で検査を受けることをおすすめします。

①ストレッチを行う

骨盤周りのストレッチとしては、大殿筋やハムストリングのケアを行うと良いでしょう。
ただし、やりすぎると逆効果になるおそれがあるため無理は禁物です。

②整骨院で施術を受ける

整骨院では、どの箇所に問題があるのかを見極めたうえで適切な施術を行っています。
医療行為ではありませんが、骨盤の歪みや成長痛などが痛みの原因となっている場合、痛みの改善に効果的とされています。

③病院を受診する

何らかの疾患が疑われる場合、最寄りの病院を受診しましょう。
主な症状が腰痛なら、整形外科を受診するのがおすすめです。
ただし発熱を伴う場合などは、整形外科では対応してもらえない可能性もあるため、病院へ症状を伝えたうえで、適切な診療科の案内を受けてください。

まとめ

骨盤の片方が痛い場合、その原因は何らかの疾患か骨盤の歪み、また小・中学生の場合は成長痛の可能性が高いです。
何らかの疾患のシグナルがある場合は、整形外科などを受診して検査を受けましょう。
もし骨盤の歪みなどが原因と考えられるならば、整骨院で施術を受けて根本改善を目指すことをおすすめします。

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