#妊娠体質改善#不妊治療#スムーズなライフステージの向かえ方

こんにちは。

オリンピア鍼灸整骨院の鍼灸師の田沼です。

今日もお仕事をさせて頂いていたヨーロッパのクリニックで多かった鍼灸の治療についてお話させていただきたいと思います。鍼灸治療室に最も多く来院される治療は、日本や世界の他の地域と同様に、不妊治療です。ヨーロッパ、アメリカやアフリカ大陸、中東、バルカン半島などから患者さんは来院されていましたが、どの地域からも婦人科・男性科の疾患や不妊治療が多いことは、変わらないようでした。

 

未妊や不妊治療中の鍼灸治療には、例えば以下のような目的をもって来院される印象があるかと思います。

生理や薄い子宮内膜の問題、PMS、ホルモンバランス、着床率、無排卵、卵胞や精子の質(数・運動率・形)、骨盤内の血流改善、経口避妊薬使用終了後のお身体のケア

このような目的の治療に対して、実際、鍼灸治療で目的としている疾患を理解して、改善していくために鍼灸師はかなり広く身体を診ていきます。

 

まず、脈、舌の状態、身体の状態を確認していきますが、これらを診ることで、今までの身体の状態やお身体の使い方、そして今の状態を推測していきます。そして今までの身体の状態から、未来の状態をつくっていくことを視野に治療を行っていきます。また将来起きやすい病気の予防もしていきます。時間軸以外でも、身体も広く診ていきます。疾患部位だけを診るのではなく、病気や症状の傾向、体質、他の臓器との関係、こころの在り方なども一緒に考察していくということです。


時間軸および身体上の範囲において、鍼灸では広く身体をとらえていきます。

婦人科の治療を行う時も同様で、生理の状態を良くするなどの目的で来院された患者さんの、様々なお身体の状態を観察して、希望とされている未来の目的に合う身体をつくっていくお手伝いをしています。

 

例えば、未妊・不妊治療の場合は、妊娠という目的があります。
そんな時、着床を可能として、その後妊娠期、出産期、産後、育児という期間を乗り越えられる体づくりをするために、鍼灸師の頭の中には様々なことが浮かんできます。

不妊・未妊治療中の身体の状態を考えてみましょう。

例えば、
□便秘、冷え、骨盤内のコリや血流不良、於血、オーバーウェイト、浮腫み、夜間の排尿、頻尿が無いかと考えて、それらを改善する治療計画を立てていきます。

 

□疲労、不眠、短い睡眠時間、過度な運動およびオーバーワークの可能性も聞いていくことで、生活&環境面で解決できることがあるのも考えていただきます。

 

□不妊を起こしやすい体質である低血糖、自己免疫疾患(甲状腺機能の亢進・低下など)、自律神経失調症、低副腎機能、貧血、感情のコントロールの問題なども考えて、体質改善を同時にすすめていく必要があります。

 

□そして妊娠した後の妊娠期や出産を乗り越えられる体づくりができているかも診ていきます。
膝の痛み、腰痛、仙骨痛、坐骨神経痛、喘息、痔、首肩こりなどを早いうちに改善しておくことで、出産期の問題を緩和したり、妊娠中に過ごしやすくしたりするお手伝いも欠かせません。

 

□流産を経験されていたら、生理を戻してあげながらも、再発の予防や免疫の適正化の治療も視野にいれなければいけません。


 
□更年期の症状も出てきている!と言った場合、生理の継続や排卵のしやすい身体の状態の維持、ホルモンの調整なども欠かせません。


 
□そんな計画で治療をすすめているうちに、未妊・不妊治療、妊娠期や出産期の治療があっという間に進んでいきます。安産の体づくりを行った延長で、出産現場でも陣痛促進&安産の治療を希望される方も少なくはありません。

 

□そうしているうちに産後ケアの時期にはいります。
2人目以降の不妊治療の場合は、疲労、睡眠不足、体力なども視野に入れていきます。高齢出産が進む中、そうしていると、あっという間に介護期を乗り越えていくサポートで鍼灸治療を継続される方も多く見受けられます。その時期は産後ケアがままならなかった場合の内臓下垂の治療で継続なさる方が非常に多いです。


 
□ポリープ、筋腫、帝王切開などの術後も術後ケアを行っていくことで、回復が病院で言われた期間の半分で済んだとおっしゃられる方もいらっしゃいます。骨盤のゆがみに対する筋緊張の緩和も行っていきます。


 
このように、過去の生活や思考の週間からの不調・疾患、体質を変えて、妊娠・出産のための身体づくりを行う間に、心身の多くのことを変えていく必要があります。妊娠中に3倍にも上がる女性ホルモンの影響があるうちに、身体を最大限に改善しておくのも妊娠期間のみ可能な方法です。

一見治療内容をコトバにしてしまうと数多く、難しいことのように感じてしまいますが、心身は良くしていくという方向づけをしてあげると、思った以上に変わってくれるものでもあります。ひとつ、ひとつと症状を治していくと、徐々に体自体が治していく方向に好転していくことが多いです。目的に向かう時に、目の前の不調や心身の叫びから目をそらさずに、どうしたら治せるかな?と建設的に考えてあげましょう。タイミングや移植を行いながらも、お身体の健康状態の改善を行ってこなかったという方がどの国の方でも、ほとんどのケースでした。心身の不調・不安を残してしまっている場合、相談を受け付けております。

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